「どうしたの、悩み事?
よかったらお姉さんが聞いてあげるよ〜」
非常にのんびりした性格のドールで、感情の浮き沈みが希薄である。大抵のことはあっさりと笑って流し、波風立てず、ストレスを抱えることもない気楽な生き方をしているようだ。
彼女ははっきりとした自己を持ち合わせない。流されるままに、自分を主張するということも滅多になかった。
ロゼットはトゥリアとしては優秀な成績を収めていたが、先天性の不具合により、腹部パーツの一切に互換性が無く、オミクロンに落ちてしまう。
この美しい刹那の時を、
悪魔にも遮れない永遠を、████の微笑み
と共に頭に閉じ込めるつもりだった。